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◆◆◆ 2004年度コラムバックナンバー ◆◆◆


11月 スポーツ心理学に学ぶ 12月 個人の力を信じよう
9月 言葉、コトバ、ことば 10月 本音で生きる
7月 プラスイメージでより良い人生を 8月 バーチャルリアリティーを生きる子供達
5月 自分探しのその先には・・・ 6月 自分の探しのその先に見つけたもの
3月 生きることは息ること 4月 春に思う 
1月 腹八分の大切さ 2月 はじめに呼吸ありき



12月のコラム:『個人の力を信じよう。』
 
 「今月のコラム」もこれが12回目。はや一年が経ってしまいました。本当に時のたつのは早いものです。あとわずかで、クリスマスにお正月。一年で一番慌ただしい季節になりました。レストランや、スーパーの入り口にはクリスマスツリーが飾られ、否応無しに我々のこころを年末ムードに引きづり混んでくれることでしょう。
 私の住んでいる羽村市に、スーパー○○羽村店と云うのがあります。私の妻などはあまり評価していなかったスーパーです。妻がよく利用しているのは、スーパー△△屋です。「△△屋へ行ってしまうと、他のスーパーでは何も買うものがない。」とよく云っています。これは我が妻の感想だけでなく、羽村近郊の主婦達の評価のようです。なぜなら、△△屋だけはいつも他のスーパーの数倍の客がつめかけ、広い駐車場が常に満杯状態です。ところがこの頃、少しようすが変わりかけています。
 「スーパー○○羽村店のお惣菜や、お弁当がおいしい。」そんな噂が主婦達の間で囁かれはじめているようです。「ついでに他の物も一緒に買ってきちゃった。」我が妻も、時々そんなことを云っています。
 そのスーパーのオーナーと知り合いの方の話だと、羽村店の惣菜部にとても熱心な従業員がひとり入社したのだそうです。どうしたらおいしいお弁当や惣菜がつくれるかと常に研究しているそうです。そんな彼(彼女?)の姿勢が他の従業員達のこころを動かし、商品の品質をアップさせ、消費者の評価となって現れ、惣菜やお弁当だけでなく、他の商品の売り上げアップにまでつながっています。
 今までの「売れようと売れまいといい、時間さえ勤めればお金になる。」そんな雰囲気の中へ新しく入っていって、売り上げアップに繋がる商品を作り上げるには、それなりの苦労と努力が必要だったことでしょう。たいていの場合は、「どうせ自分だけ頑張たって」と諦めてしまうところです。
 これはさまざまな社会問題にも、同じことが云えそうです。このままではいけないどうにかしなければ、そう思うような問題たくさんありますね。でも「自分に何が出来るのか、自分だけがこんな事やってみたってたかが知れてる。」そう思うと、つい何も出来なくなってしまいますね。私もそんなひとりです。
 個人に出来ること、それはとても小さく限られたことです。でもそんなひとりが、2人になり、3人になり、10人になり、100人になり・・・・・、とてつもなく大きな力になります。
 世の中には、ひとりではどうにもならない、でもそんなひとりがたくさん増えれば、解決のつく問題、たくさんありそうですね。
 「まずは自分一人でも良い、自分の出来るところから、実行してみよう。」一人ひとりがそう思いはじめた時から、社会は大きく変わり始めることでしょう。スーパー○○の従業員さんのように諦めず、少しづつ確実に。



11月のコラム:『スポーツ心理学に学ぶ』

 今年は台風や地震で、日本全国あちこちで大変な被害ですね。避難生活を余儀なくされているかたがた、本当にお気の毒です。心からお見舞い申し上げます。
 特に中越地震の被災地の皆さん、やっと余震もおさまりご自宅へお帰りになられた方々、本当に良かったですね。でもまだ帰るに帰れず、避難生活を続けなければいけない方々も、たくさんいらっしゃいますね。本当にお気の毒です。どうぞお気持ちを強く持って頑張って下さい。一日も早い復興を心よりお祈り致します。

 先日、ごく親しい若い友人から、すてきな話を聞きました。
 まずはクイズです。ゴルフ界の大スター、タイガーウッズが優勝をかけた試合をしています。最終ホール、この1球を相手が入れたら相手選手の優勝と云うとき、相手のプレーを見守っているタイガーウッズは何を考えているでしょうか。
 さあ、あなたは何と答えるでしょう。たいていの人は相手が外すことをイメージをする、と答えると思います。私も一瞬そう思いました。でも正解はまるきり反対です。そのような状況に置かれたとき、彼らは相手が失敗することをイメージするのではなく、成功して喜んでいるすがたをイメージするのだそうです。
 これが今の、最先端スポーツ心理学です。相手の喜びを自分の喜びと感じるこころ、本当にこころの底からそう思えるようになった選手が、世界の一流の選手となって行くのです。たとえ相手のことでもミスをするイメージは、やっぱりマイナスイメージです。徹底したプラス志向が必要と云うことでしょうか。
 これはスポーツだけではなく、日常生活でもいえることです。我々はつい、相手の成功を妬み、失敗を喜ぶこころがどこかにあります。これはマイナスのこころです。「天につばはけば己に返る」と云うことわざ通り、いずれそのマイナスエネルギーは、数倍になって自分のところへ戻ってきます。どうせ戻ってくるのなら、プラスエネルギーの方が良いのに決まっています。
 日本語の「働く」と云うことばは、はた(周りの人)が楽になる、と云う意味だと教わったことがあります。我々の中には他人の不幸を喜ぶこころと一緒に、他人の幸せを自分の幸せと感じるこころも、同時に持ち合わせています。
 弱肉強食の縦型社会は、もう終わろうとしています。これからは皆が足りないところを補いあって行く、水平志向の社会が始まろうとしています。
 「働く」と云うことばの本当の意味を噛み締めながら、皆で手を取り合って生きてゆけたら良いですね。



10月のコラム:『本音で生きる。』
 
先日、千駄ヶ谷の日本青年館へ、船井幸雄先生の講演を聞きに行ってきました。船井先生流の面白い話をたくさん聞かせて頂きましたが、その中で人間のストレスが、地球の磁力を下げているのでは、という話が有りました。
 2000年前、4ガウスあった地球の磁力が、今はたったの0.4ガウスしかありません。特にこの20〜30年間、磁力の減少がどんどん進んでいるようです。磁力が弱くなると、異常気象が起ったり、人間がやたら、怒りっぽくなったりするそうです、何やら思い当たることが、たくさんありますね。そして地球の磁場が0ガウスになったとき、磁極の逆転現象が起ります。これをイベントと呼ぶそうです。当然さまざまな異常現象が起ることになります。
 研究者達は、回復不可能と云っていますが、船井先生はご自分で調べた結果、人間のストレスが原因の一つではないかと考えておられるようです。その証拠に、幼稚園や保育園などの有る場所では磁力の値は高く、オフィスなどの緊張度の高いところで磁力が低くなるそうです。人間の出すエネルギーの大きさを、感じさせる話だと思いませんか。
 我々の出す負のエネルギーが減れば、地球の運命をも変えることが、出来るかもしれないのです。その為に我々は今、何をしたら良いのでしょうか。色々あるとは思うのですが、まずは毎日を自分らしく、プラス志向で生きること、これにつきるのではと思っています。
 自分らしく生きる。それは立て前にとらわれず、本音で生きることではないでしょうか。そしてお互いの本音を認めあう。そんな生き方、楽しいと思いませんか。その為には、まず自分自身をよく知ることが必要です。本当の自分、本物の自分を見つけださなければ、互いにわかりあうことは出来ません。
 今、社会は権威や立て前が、大きな顔をしてまかり通っていた男性型社会から、本物志向、本音の時代、水平構造の女性型社会へと変わりつつあります。女性型社会の中では、何が本当の自分の本音なのか、ただ単なるわがままではないのか、そんなふうに自分自身を見つめる、厳しい目も必要になるかもしれませんね。色々と自分を律することも多くなるでしょうが、確実にストレスは減るはずです。何故って本音で生きているのですから。みんながこんな生き方が出来たら、世の中から確実にストレスがなくなるでしょう。地球の運命も大きく変わるかもしれません。
 地球上の生物の頂点に立つ人類。地球をも変化させてしまう程の、大きなエネルギーを持った人類。地球上の全ての生物の為に、我々は今、大きな責任を果たさなければいけない時に来ているようですね。

 

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9月のコラム:『言葉、コトバ、ことば』

アテネオリンピックのメダルラッシュ、思いのほかのことでしたね。
 若者たちが、確実に変わってきている。頼もしい限りです。でもその反面、街で見かける若者たちの姿に、ふと日本の将来に不安を感じるのは、私だけでしょうか、コンビニの前や、電車の床に座り込んでいる若者たちの会話を聞いていると、思わずこころがささくれ立つ思いがします。
 この数年、人々の話し言葉が急激に粗野で汚くなりました。特に若者の言葉の乱暴さが、気になります。毎日のように起る事件の中には、言葉が原因になっているものも、かなり有るのではないでしょうか。
 優しいきれいな言葉は、人々のこころを明るく暖かくしてくれます。でも、乱暴な汚い言葉は、人々のこころを傷つけます。しゃべっている当人たちはどうなのでしょうか。徐々に人格をむしばまれていっているような気がするのは、思い過ごしでしょうか。
 言葉には不思議な力が有ります。
 水の結晶の研究で世界的に有名な、江本勝博士(※)の研究によると、今、我々が使用している水道水は、結晶を創ろうと思っても、結晶を創れないそうです。それだけ汚れがひどいという事でしょうか。
 ところが同じその水に、きれいな言葉、例えば「ありがとう」と一声かけると、きれいな結晶を創るのです。不思議な話ですが、本当のことです。
 言葉の持つ波動は、水質さえも変えてしまうのです。もちろん「ありがとう」だけではなく、「愛」、「夢」、「希望」何でも良いのです。きれいなプラスイメージの言葉をかけるだけで、美しい結晶を結ぶ良い水ができるのです。
 植物に、毎日汚い言葉をかけ続けてみてください。だんだん元気をなくし、最後は枯れてしまうはずです。(ちょっぴり可愛そうですが)
 言葉の持つエネルギーを簡単に感じる実験が有ります。試してみて下さい。
 
 実験
言葉のO(オー)リングテスト
 この実験はひとりでは出来ませんので、2人で組んで行って下さい。
1、 ひとりが利き腕の方の親指と人さし指で、輪(Oリング)をつくる。
Oリングの輪
2、 もうひとりがその輪に両方の人さし指を入れて、Oリングを左右に引っ張り、リングの強さを確認する。その時二人とも出来る限り力を入れて下さい。
差の輪を左右に引っ張る
3、 声を出してプラスイメージのきれいな言葉を、一単語で良いです。しゃべって下さい。
4、 1、2を繰り返す。リングに入る力はいかがですか。さっきよりも力が入っているはずです。
5、 次に、汚い言葉、マイナスイメージの言葉で4と同じことを繰り返す。どうですか、ちからの入りかげんは、全然力が入らなくなっていませんか。
 汚い乱暴な言葉やマイナスイメージの言葉は、相手を傷つけるだけでなく、自分自身のエネルギーさえも奪ってしまうのです。こんな言葉を毎日使い続けていたらどうなるでしょう。想像するだけでも恐いことです。
 我々のからだの70〜75%は水分です。先程の結晶の話を思い出して下さい。自分の体の中の水分を美しい結晶をつくれるような水分にしておくか、その反対の状態にしておくか、それはあなた次第です。
 ことば、それは使い方ひとつで自分の健康や人生さえも左右します。こころして使いたいものです。

(※)江本勝
 昭和18年、横浜生まれ。横浜市立大学文理学部国際関係論学科卒。同61年、(株) アイ・エイチ・エム設立。平成3年に「オープン・インターナショナル・ユニバーシティー」より代替医療学博士の認定を受ける。アメリカで共鳴磁場分析器・MRAやマイクロクラスター水に出会い、水の謎に挑む。日本に「波動」を広めた第一人者でもある。
 著書に『波動の真理』『波動革命』『宇宙意識と波動』『波動と水と生命と』、世界初の写真集『水からの伝言』(波動教育社)が世界中で大ヒット。


8月のコラム:『バーチャルリアリティを生きる子供達』
 テレビからは毎日、ゾッとするようなニュースが流れてきます。特にこの数年、青少年犯罪がとても多くなってきました。ひとむかし前までは、小学生が犯罪を犯すなどということは、考えられないことでした。特に長崎での、小学六年生の女の子による同級生刺殺事件は、世の大人達に一瞬谷底へ突き落されたような衝撃を与えました。
 今、加害者の子供は、被害者の子に直接会って謝りたいと弁護士に語っているそうです。別に彼女は、精神的におかしくなっている訳では有りません。彼女は、人間は死んでもすぐに生き返ると本気で信じているようです。

 その話を聞いた長崎のある機関が、子供達からアンケートをとりました。質問の内容は、人間は死んだら、
 1:絶対生き返ることはない。
 2:生き返る。
 3:どっちかよく分からない。
と云うものです。結果は、1/3ずつに分かれたそうです。これは一長崎県だけのことではなく、おそらく日本の子供達(小学生)の33%は人間は死んでもしばらくたてば又、生き返ってくると信じていると思ってまちがいはないでしょう。背筋の凍るような話です。被害者の女の子の顔は原形をとどめない程、ひどい暴行を受けていたといいますが、もとどおりに生き返ってくるのだから、何をしても大丈夫ということになります。

 この話を私に教えてくれたのは、お子さんをある脳力開発の教室に通わせている親御さんですが、その教室の先生が、まさか自分の教室の子にはそんな子はいないだろうと思いながら、子供達に質問したところ、やはり生き返ると信じている子が数人いて絶句したと云います。あなたのお子さんや、お孫さんはなんと答えるでしょうか。
 何故、こんなことが起ってしまったのでしょうか。私は、テレビゲームやコンピュターゲームが大きな原因ではないかと思っています。生まれた時から、お友達はテレビゲーム、コンピューターゲーム、そんな子供達が結構多いのではないでしょうか。
 我々は自分の経験をもとに、自分なりの思考や感覚を形成して行きます。人間形成の上で一番大事な、幼稚園、小学校と云った時期におもちゃの主役が、テレビゲームやコンピューターゲームと云った仮想現実の世界だったとしら、・・・
 現実の死と向き合う機会のほとんどない今の子供達にとって、死とはゲームの世界とテレビドラマの中だけです。ゲームの中では人は死んでもすぐ生き返ります。都合が悪ければリセット出来ます。テレビドラマの中では死んだはずの俳優さんが、チャンネルを変えれば元気に動いています。

 これから先は、私のかってな想像です。
● ごめんね、痛かった?
◎ ・・・
● 本当にごめん。仲良くしよう。
◎ ・・・
● ・・・じゃあ、今度は私をやって
◎ ?
● 私があなたにしたみたいに、私が生き返って来たらそれであいこにして。
◎ うん、わかった。・・・じゃあいくよ。
こんなシナリオが加害者の少女の中に、出来上がっていたとしたら、恐いですね。でも、まんざら勝手な想像とも、私には思えないのですが。

 現代社会では、現実の死は子供達の目から遠いところに有ります。まだ小学生くらいの子供のおじいちゃんやおばあちゃんは、若くて元気です。家で飼っているペット達は、病気になれば動物病院です。命が枯れて、死に向かって行くプロセスを、目の前の現実としてみる機会はほとんど有りません。
 子供達をバーチャルリアリティーの空間から、隔離することは不可能なことです。ならば大人達は、現実の世界での死の意味を、彼らに正しく理解させる努力が必要です。死の意味を正しく理解したとき、生とは何か、どう生きるべきか、いま自分は何をすべきかと云った問題意識が、幼いながらも彼らの中に芽生えてくるのではないでしょうか。そうなってはじめて、自分自身の生き甲斐、夢や希望、目標と云ったものが少しずつ見えてくるのかもしれません。




7月のコラム:『プラスイメージでより良い人生を』

 ここ数年、書店に行くとやたらと「右脳開発」「プラスイメージ」と云ったタイトルの本が多くなりました。右脳の持つ能力や、そこから生まれるイメージの素晴らしさに皆が気づきはじめ、左脳的発想から右脳的発想へと世の中は大きく変わろうとしています。
 日本のヨガの大先達中村天風師は、「人間がこの世に生まれてくるのは、人間の持つイメージによって、この地球をより素晴らしい星にする為だ」と云っています。残念ながら今のところは、天風師の思いとは逆の状況になっていますが・・・。でも皆が右脳的発想をするようになれば、この状況もきっと変われるはずです。
 我々は本来素晴らしい能力を持って、この世に生まれてきています。そのことに我々はもっと気づくべきです。現代人は自分の能力を、過小評価し過ぎているような気がします。そのことが自分を苦しめ、精神的に苦しい思いを抱いた人たちを、たくさんつくってしまっているのではないでしょうか。我々の持つもうひとつの脳、右脳が開いてくると自分の周りの世界が、少しずつ変わって見えてきます。そして徐々に「自分の世界」が広がって行きます。右脳はマイナス発想、マイナスイメージはつくりません。常にプラス発想、プラスイメージです。そこからは精神的苦痛は生まれません。こころの奥の奥でいつもワクワク「何か良いこと起りそう」そんな気分にさせてくれます。
 では、どうしたら右脳を開くことが出来るのでしょうか。方法は色々有ると思いますが、まずは自分の能力を信じること。第一印象(第六感)を大切にすること。美しいものを見たり聞いたりすることでしょうか。そうして生まれたイメージにはとても大きなパワーが有ります。
 ちょっと実験してみませんか。まず、床に足を伸ばして座って下さい。次にからだを前に倒し、手を伸ばしてみて下さい。どこまでからだは倒れますか、手はどこまで届きますか。覚えておいて下さい。次に、柔らかいもの例えば、こんにゃく、クラゲ、たこ何でも良いですからイメージしながら同じことをしてみて下さい。どうですか、2度目の方が柔らかく、からだが前に倒れませんでしたか。イメージひとつで自分の肉体まで変化させることが出来るのです。凄いことだと思いませんか。なんとなく楽しくなりませんか。
 右脳を開き、常にプラスイメージを持って、より良い人生を送りたいですね。


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6月のコラム:『自分探しのその先に見つけたもの』

 思いきり自分をアピールするような、つつじやさつきの花が散り、雨の中でしっとりと咲いている、アジサイの花が似合う季節となりました。自分探しの旅はどうなりましたか。自分自身と向き会い、見失った自分を見つけだすことが出来たでしょうか。
 何だか解らないけれど、今まで「自分には無理、出来ない」と思っていたことが出来そうな気がしてきて、何か自信がついてきた。いつもワクワクこころ楽しく、良いことが起りそうな予感がする。そんな方は自分探しに成功した人です。

 自分自身と向きあうことが出来ると、自然と自信が生まれ、自分だってやれば出来る。そんな気持に自然となれるものです。もちろん、いつもいつも楽しい時ばかりが有る訳では有りません。悲しいことや苦しいこともいっぱい有るのが人生です。時には思いきり落ち込んでしまうことも有るでしょう。でもそんな気持の時でも、こころの奥から、火山のマグマのようにふつふつと沸き上がってくるものが有りませんか。これこそがあなた自身のこころの持つエネルギーです。そのエネルギーを大切にしましょう。大切にしてあげればあげる程、強くなり、あなたの自信となります。

 そしていつもこころの奥の奥でワクワクすることをしましょう。嫌だなと思ったことはあなたが本来すべきことではないのです。いつも自分のこころと向きあい、こころの深いところでの判断に忠実に生きる。そんな生き方が出来たら最高ですね。でもそうとばかりいかないのが人生というものです。時には嫌なこともやらなければいけないこともたくさん有りますね。そんな時には自分のこころに納得してもらう必要が有ります。

 どんなつまらないこと、嫌なことでも良く観察をすると、少しはワクワクすることが見つかるものです。それを楽しみましょう。どうしても、やらなければいけないのなら、嫌々やるよりは楽しみながらやった方が、こころにもからだにもダメージが少ないものです。色々なことを嫌々やっていると、せっかく巡りあえた自分を又見失ってしまうことになります。
 自分探しのその先には、今まで自分で思ってもみなかった、さまざまな能力を持った、素晴らしい、自分がそこにいます。そして素敵な人生があなたの前に広がっています。愛すべき自分自身に乾杯!




5月のコラム:『自分探しのその先には・・』

 ある日の父娘の会話
娘「お父さん、この頃あたしの周り、ちょっと変よ。みんなどこかへ行ってしまうの。」
父「え!」
娘「自分探しの旅なんだって。」
父「ふーん。自分探しか。」
娘「本当の自分を捜しに行くんだって。いまの自分は本当の自分ではないって。」
父「本当の自分ねえ。」

 4月分のコラムを書いてから、約1ヶ月が経ちました。その間に世の中では色々な出来事が起り、慌ただしく時は流れて行きます。世界に目をやれば、何やらきな臭いにおいがしています。政治家ならずとも一日として気の抜けない、胸ふさがれるような思いのする毎日です。
 そんな周りの状況に翻弄されているうちに、知らず知らずに自分自身を見失ってしまう人たちもたくさんいるのではないでしょうか。感受性の豊かな若者達にとっては、なおさら深刻な事と思います。自分探しと称して旅にでも出たい気持ちはとても良くわかるのですが、その前に自分自身を見つめる作業を怠ってしまうと、旅はただの旅で終わってしまう可能性大という事になります。

 まずは自分自身を見つめ、自分の好きなところも嫌いなところも全てを受け入れ、認める事です。本当の自分も嘘の自分も有りません。全て皆、あなた自身なのですから。そしてそんな自分自身を愛おしみ、大切にする事です。
 どんなに『こんな自分はきらい。これは本当の自分ではない』と云ってみても、そんな自分が消えてしまうわけでは有りません。あなたはやっぱりあなたです。
 
 そして次に、自分の好きなところ、素晴らしいと感じるところを磨き上げて行くのです。すると嫌いだった部分の自分が、太陽の光に月が隠れるように少しずつ隠されて行きます。
 良いところばかりの完全無欠人間など存在しません。良いところも、悪いところも、嫌いなところも、好きなところも、色々有って初めて魅力的な人間なのですから。

 自分探しの旅、それは自分のこころの中への旅です。

さてあなたは、どんな自分を探し出す事が出来るでしょうか。




4月のコラム:『春に思う』
我が家の小さな庭に、紫のだいこんの花が咲きました。いよいよ本格的な春ですね。よく見れば、踊子草やその他にも名前の知らないような草花が、あちらこちらに芽を出しています。土の中からはミミズも姿を出しました。空では小鳥達が寒さから解放され、元気に飛び回っています。自分の回りをちょっと見回しただけでも、数えきれない程の生き物達が生活をしています。
この地球と云う小さな星の上には、我々の目では直接見る事も出来ない、小さなちいさなの生き物から、鯨のような大型動物、樹齢何百年と云われる大木まで、数限り無い生き物達が生きています。そしてそれらの命の頂点にいま我々がいます。
こう書いてくるとこの世はパラダイス、夢の星、そんな感じになりますね。でも現実はなかなかそうはなりません。原因は皆、我々人間に有ります。人間達はこの頃自分以外の命に対して、乱暴で身勝手になりました。これはとても悲しい事です。

 
日本のヨガの大先達中村天風師は、人間はなぜこの世に存在するのかと問われ、 「人間のイメージによって地球を変えて行く為だ」と答えています。しかしこれは、今のように人間の都合の良いように地球をいじって良い、と云う事では有りません。
人間達が、この地球上の命達の頂点に立つものとして、全ての命が共に共存し、快適に暮らせる為にはどうすれば良いかをイメージし、それによってこの大事な自然の命達を守り育てて行く。これが生態系の頂点に立つ人類に宇宙から課せられた使命で有り義務です。
人間が生きて行く為には、たくさんの命達を奪わなければなりません。しかしそれは、共に生きて行く生物循環の中で、仕方のない事として人類は許されています。だからこそ、我々が奪わなくてすむ命達を、大切に大事に育み育てて行く義務が有ります。

エイズ、新型肺炎、そして狂牛病、鯉ウィルス、鶏インフルエンザと続く一連の”目に見えぬ小さき生き物達”の反逆は、人間の身勝手さに耐えきれなくなったもの達の人類への警告ではないでしょうか。
”地球環境を守る”それは大変な事です。でも我々一人ひとりが、少しずつすこしずつ気のついたところから改めて行く、それが一番の早道なのではないでしょうか。


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3月のコラム:『生きることは、息ること』

 ”生きることは、息(いき)ること”日本語として正確では有りませんね。正確には”生きることは、正しく息をすること”となるでしょうか。この”正しく”と云うところが問題です。
我々が母親の胎内からこの世に生まれ出て最初にする作業、それは産声を上げて肺呼吸を始める事です。
そしてその呼吸が続いている限り、我々は生きていると云うことになります。余りにも当たり前と云えば当たり前のことですが、では、それが正しく出来ているかとなると問題が有ります。
生きているのだから呼吸は出来ていると思っているかもしれませんが、なかなかそうはいきません。もちろん生きているのですから呼吸をしてはいるのですが、《人間が本来すべき正しい呼吸》になっていない人達がたくさんいます。

駅のホーム、デパート、コンサート会場どこでも良いですから、人のたくさん集まっている場所で周りの人達を観察してみて下さい。口を半分開いたままの人がいっぱいいますね。あなたは大丈夫でしょうか。鼻を使わず口だけで呼吸をしています。このような人達の呼吸を私は”とりあえずの呼吸法”と呼んでいます。とりあえず命を失わない程度の呼吸法と云う意味です。もっともこれは正しい呼吸の仕方ではないので呼吸”法”とは云えませんね。では、《人間が本来すべき呼吸》とはどんな呼吸でしょうか。それは鼻とお腹をきちんと使った腹式呼吸です。生まれたばかりの赤ちゃんのしている、あの呼吸を我々はもう一度取り戻さなければいけません。

”とりあえずの呼吸法”が、からだにもたらす弊害は色々有りますが、その一つに花粉症が有ります。花粉症の原因は色々と云われていますが、鼻で呼吸が出来ていないことも原因の一つです。普段鼻の粘膜を使っていないため、一度に大量の異物(花粉)が鼻の中に飛び込んできた事でパニックを起こした状態でもあります。又、花粉が一定量以上体内にたまると花粉症になるとも云われていますが、これも鼻で呼吸が出来れば鼻の粘膜がフィルターの役目を果たし、体内に入る事は有りません。仮に入ったとしてもほんの微量ですが、口で呼吸をしていると花粉はストレートに体内に入って行き、ある一定量にすぐなってしまうと云う事にもなります。呼吸はただ単に肉体的な事だけでは無く時には精神的なことにまで大きく影響を及ぼします。
現代人のきれやすい原因も呼吸と関係が有ると云われています。
ゆっくり深い呼吸をする事によってセロトニン神経(※)が亢進し、攻撃神経を抑える働きを始めます。動物実験で、マウスのセロトニン神経系をとってしまうと強い攻撃性を示し、又戻すとおとなしくなると云う結果が出ています。セロトニンはおもにストレスに関係する神経に働き、平常心を保つ働きをします。ですから瞑想や座禅の時には必ずその前に腹式呼吸を行うのです。このように呼吸は肉体的なことだけでは無く、精神的な面にも大きく影響しているのです。
呼吸、それは生の為の大切な営みなのです。正しい呼吸を身につけましょう。

(※)セロトニン神経
脳のちょうど中央に位置する所に存在する。脳は左右対称の構造になっているが、左右の縫いあわされたところ、縫線核と云われる部位に存在する。セロトニン神経の数はせいぜい数万個だが、1個が数万本に枝分かれをし、体中に情報伝達をし、感情面に大きな影響を与えている。我々が目覚めると同時に活動を始め、就寝とともに活動をとめ、睡眠中はほとんど活動しないちょっと不思議な神経。
セロトニン
神経伝達物質、これが減少するときれやすくなったり不安感に襲われたりする他、鬱病の原因になったりする。逆に増加すると高揚感が起り、しあわせな気分になる。



2月のコラム:『はじめに呼吸ありき』

 聖書は『はじめに言葉ありき』と云う一節から始まります。
日本にも、今はあまり使われなくなってしまいましたが、『言霊(ことだま)』と云う言葉があります。
これは、我々の先人達が言葉をいかに大切に扱っていたかと云う証拠ではないでしょうか。我々の祖先たちは言葉が大きなエネルギーをもっている事を知っていたのです。
言葉はそれを使う人のこころに大きく影響します。乱暴な言葉を使っていると、こころもだんだんと攻撃的に荒々しく、きれいな言葉を使っていると優しくゆとりある心持ちになってきますね。そんな大事な言葉が今、大きく乱れはじめています。

若い人たちの話に耳を傾けていると、とてもあらぶれた、喧嘩でもしているような会話が耳に入ってきたりします。又、高校生位の年代の女の子たちの中には、変な所で言葉を切って、語尾をやたら延ばす人がたくさんいますね。
なぜそんな喋り方をする人が多くなってしまったのでしょうか?

原因は色々有ると思いますが、一つは彼等の呼吸に問題が有るのではと私は思っています。
多くの人が呼吸が浅く、鼻を使わず、と云うよりも使えずに口で呼吸をしています。従って身体の中に入ってくる酸素量も少ない為、早口で言葉をつめて喋る、それでも駄目な時は言葉としては切ってはいけない所で切って息継ぎをする、すると今度は空気があまってしまい語尾を必要以上に延ばす。と云う結果になります。

言葉は吐き出す空気を音に変える訳ですから、呼吸はとても大切です。『はじめに言葉ありき』では無く『はじめに呼吸ありき』です。

我々の生命の源は呼吸です。呼吸が止まった瞬間から我々は死の世界へと旅立つのです。
そんな大事な呼吸を粗末にしているのが現代人です。
あなたは何時も鼻を使って深い呼吸が出来ていますか?

呼吸が浅いと酸素の絶対量が少ない為に、頭の方へ行く酸素の量が足りなくなります。すると何時も何となくイライラ、挙げ句の果ては切れる、と云う結果になります。今の若者達のきれやすい原因の一つがここに有ります。呼吸が深くなるとこころ穏やかになり、ゆとりが生まれ、キャパシティの大きいこころを持つ事が出来ます。
昔の日本人は呼吸をとても大事にしてきました。我々現代人も先人を見習い呼吸を大切にし、ゆとり有るこころの持ち主になりましょう。


1月のコラム:『腹八分の大切さ』
ヨガは絶対無理をしない事、こころと身体をリラックスさせて、ゆっくりと無理をしないで出来るギリギリの処まで身体を使って行く、それ以下でもそれ以上でも駄目。これが基本です。

呼吸にあわせゆっくりと体を動かしながら、こころはその時の身体の心地よい感覚をゆったりと味わう。なんとも贅沢な時間がそこに有ります。
本当は日常生活の中でこんな時を過ごしてほしいのです。だからといって家でヨガを、と云うのでは有りません。
我々日本人はなぜか一生懸命、頑張るのが好きなようです。
お洗濯をするのも、掃除をするのも一生懸命、たまに気分転換にと旅行に出ても時間いっぱいスケジュールを入れて、あっちに走りこっちに走り・・・・家に帰って来た時にはくたくた、なんて経験有りませんか?
遊びに頑張り、仕事に頑張り、毎日毎日を忙しく動き回っている人結構いますよね。

日本語には『腹八分目』と云う言葉が有ります。これは食べ過ぎを戒める為だけの言葉では有りません。食事も仕事も遊びも快楽も全ての事に対して、腹八分目が大切と云う意味です。

例えば散歩をするとします。歩く事だけに神経を集中していたら、ただ歩くと云うそれだけの事で終わってしまいます。
それを歩く事に注ぐ神経を80%にすると、20%の余裕が、足下に咲く雑草の美しさや、空中を飛ぶ蝶の優雅さや、刻々と形を変える雲の面白さに気付く事でしょう。同じ散歩がこんなにも豊かな時間に変わります。
お掃除をする時でも腹八分でやると、整然とした畳の目の美しさや、じゅうたんの繊細な模様や色の面白さに気付くかもしれません。

それがゆとりとなり、こころや身体をリラックスさせてくれます。すると本当に一生懸命頑張らなければいけない時に今までためてきた余力が100%、120%時にはもっと大きな力をとなってくれます。常に100%で動いていると、本当に100%の力を出さなければいけない時に息切れしてしまうかもしれません。そんな事にならないように普段はゆったりと腹八分目の、こころ豊かな生活を心掛けましょう。

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