今日は11月30日、私はいま、このコラムを書く為に、愛用のMACのキーボードを叩いています。窓から差し込む日差しがぽかぽかと暖かく、冬というよりは、晩秋の気配を感じさせる陽気が続いています。暖かいことは良いことなのですが、冬は本当にやってくるのだろうか、思わず心配になってしまいます。
今年は紅葉が今一つと云われていますが、道場の窓から見える木々たちは、やっぱり美しい秋の色です。そんな晩秋の雰囲気を感じたくて、この間妻と二人久しぶりに夜の街に散歩に出ました。公園の銀杏の大木たちが、黄色い枝をのびのびと伸ばして、夜の風に気持ちよさそうに揺れていました。街灯に照らされたその葉っぱたちは、キラキラと金色に輝いて見えました。
今朝も駅前まで車を走らせていると、遠く、目の前に黄色や紅に鈍く染まった山の上に、富士山がうっすらと顔を覗かせていました。そんな景色を見ると、この町に住んでいることの幸せを感じます。
人間社会では、今年も色々な出来事がありました。でもそんなこととは関わりなく、自然はやっぱり四季折々の美しさを見せてくれます。
先日ある方から、植物は日常使う言葉の数が、6,000単語あると教えて頂きました。植物がことばを持っているという事自体、信じられない方がたくさん居ると思いますが、人間の日常語の数は2,500前後ですから、いかにたくさんのことばを持って、仲間たちと会話しているかがわかりますね。そんな植物たちとうまくコミニュケーションがとれたら、素敵だと思いませんか。人間の知らない色々なことを、教えてもらえそうですね。
そんな事を考えていると、植物たちに対して今まで以上の親しみと、畏敬の念を感じます。そして、我が家にいる植物たちと、もっとゆっくりと向き合ってゆこうと反省しました。考えてみるとここ数年忙しいことを理由に、気持ち的に随分疎遠になっていたように思います。
暖かいとはいっても、冬の寒さは確実に近付いて来ています。今度の休日にでも、寒さの嫌いな植物たちを、家の中に避難させてあげようと思うのでした。 |